ザ・マウンテンズ

友人の勤務先では、2年に1度社員旅行があり、去年に東京ディズニーリゾートへ遊びに行き夢の国を楽しんでから気の合うグループに分かれて飲み会や夕食を楽しむ流れだったらしいのだが、この勤務先は男の人数が圧倒的に多く、血の気の多い輩も多い会社。俺としては何故、そんな会社が夢の国へ旅行へ行くのだろうかという疑問もあるのだが、やはり血気盛んな荒くれ者の中には性感エステ大好きな連中もいるらしく、飲み会があれば2次会は足早と性感エステ店の暖簾を叩く奴もちらりほらり。ただ、そんな輩も、この日だけは夢の世界で色々な悶々がジャブジャブ洗われてしまったのか、2次会は飲み屋で済ます奴、一歩進んでお姉ちゃんのお店でお話ししてオシマイのアッサリ人間が続出だったらしい。もし、これが会社の規格者の思い描いた絵図だったら大成功だろう。だが、その思惑を受け付けずに夢の国でも悶々を溜め込んだ三人組がいた。この情報は帰りの新幹線内で三人の会話を聞いた奴から俺の友人から流れた情報だが、夢の世界でアトラクションに並びながら入念に行き先を日暮里のソープランドに決め、交通手段から最寄りの駅までもリサーチし解散と同時に即出発の腹を決め込んでいた訳だ。後日、この話は一気に広まり、出し抜かれたと悔しがる輩から元気だねと笑う輩と反応は色々。ただ、その三人を周りを影でディズニーリゾートのアトラクションに肖り、細身の奴を「スペース」、一番長身の奴を「ビッグサンダー」、太っている奴を「スプラッシュ」と呼ぶようになった。

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